三協化成株式会社

ニュースリリース

  • 2006年4月10日

    特集「本格軌道へ第二段“点火” ~持続的成長 好機つかみ確実に~」 安全・環境・品質を機軸に~ 先端電材中間体で新工場

     三協化成は昨年10月から、三カ年の新中期経営計画を始動させており、2007年の創業100周年をはさむ計画期間中に、次の世紀への飛躍を目指している。  新中計では「選択と集中」を念頭に、電子材料をはじめとする「重点事業分野の顧客に対する徹底したサービスの提供」と「オリジナル技術・製品の拡充」を戦略の基本に据えて業容拡大への基盤構築を徹底する。

     また、CSR(企業の社会的責任)が要請されるなどの事業環境の変化を踏まえ、事業活動のすべてに関し安全(S)・環境(E)・品質(Q)を機軸に据えて取り組む方針を明確に打ち出し、昨年10月に新組織「SEQ(シーク)推進室」を発足させた。同推進室では、S・E・Qについてまず三協化成が果たすべき社会的責任の内容を明確にするとともに、OJTや勉強会などいろいろな啓もう活動を通じて社員一人ひとりにまで徹底することを目指して展開している。

     新中計を支える生産体制では、コア製品であるフォトレジスト中間体の市場拡大および要求性能の高度化に対応すべく設備投資を実施、メタル・コンタミネーション・フリー対応新工場の建設計画を具体化させる。三協化成はすでにg線・液晶用およびi線(~エキシマ)用のフォトレジスト中間体の製造に対応できる工場を持っている。この新工場では、今後大きな伸長が期待できるエキシマ用フォトレジスト中間体製造の専用工場とし、将来需要を先取りする形で製造設備を完備することをもくろんでいる。新工場は来年中にも完成させる予定で、電子材料向け中間体を中心に売上高十億円以上の生産を予定している。

    化学工業日報
    2006年4月10日掲載


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