私たちの生み出す製品は、工業用機能性材料としても高い評価を得ています。
三協化成はスモールサイズの会社ですが、充実した研究開発と製造設備、そして長年培った高い技術を生かし、ニーズに合わせて、柔軟かつスピーディーに対応します。有機硫黄化合物を中心として展開を進めており、トリアジンチオール誘導体を自社ブランドのジスネット・サンチオールとして開発、製造しています。
三協化成は、各種機能性材料の中間体の製造実績を持ち、多様化、高度化するユーザーニーズにお答えいたしております。
私達の身の周りには多くのゴム製品があり、様々な性能を持っています。架橋剤はポリ塩化ビニル(PVC)、エピクロルヒドリンゴム、ジエン系ゴム、塩素化ブチルゴム等に添加され、硫黄による架橋構造を持たせることで優れた特性を発揮させる役割を果たします。
例えば、新幹線や病院・研究所の床材料には、耐熱性を高めた架橋PVCが使用されています。また注射器の薬栓には、耐薬品性と非抽出性を高めたゴムが使用されています。この様に、ゴムは添加する薬剤により、色々な性能を発揮できます。
三協化成は80年代以降、ゴム、プラスチック添加剤の研究・開発を積み重ね、さらに独自の合成技術を駆使し、各種ゴムの性能に応じた架橋剤を提供してきました。
ジスライザーは高分子の紫外線吸収剤として利用されます。高分子はプラスチック、ゴム、塗料等 の原料で、その優れた特性を生かして様々な生活必需品、建築物、タイヤ等に加工されていま す。高分子材料はその主成分に加えて熱劣化防止剤、酸化防止剤、光安定剤等の添加剤を加え ることで、その耐久性を高めています。紫外線吸収剤は光安定剤に属し、高分子の劣化を招く紫外 線を吸収し、熱エネルギーとして放出することで繰り返し、その機能を果たしています。